U Point™ テクノロジー

U Point テクノロジーの生い立ち

デジタル画像の処理や選択調整をする際の最もデリケートな操作の1つは、調整の適用範囲の設定 (マスクの適用) です。通常、適用範囲の設定には各種 選択ツールやマジックワンド (自動選択) ツールを使いこなす必要があり、ときには描画スキルが問われることもあるため、手間がかるだけでなく精度も低くなりがちです。

2000 年代の初め、Nils Kokemohr 氏 (Nik Software 社の創設者であり、前 CTO) と彼のエンジニアチームは、この選択範囲の設定とマスクの適用をより容易にする、効率的かつ革新的な代替方法を開発しました。これが、U Point テクノロジーです。

それ以来、まず Nik Collection に搭載されたこのテクノロジーは高く評価され、数々の賞を受賞してきました。2017年には DxO が Nik Collection を Google 社から買収。U Point テクノロジーのユーザー体験をさらに洗練し、DxO の高度な写真編集ソフトウェア DxO PhotoLab に RAW ファイルのサポートを追加しました。

DxO PhotoLab の U Point™ テクノロジーのコントロールポイントとコントロールライン

動作の仕組み

「U Point(ユーポイント)」という名前は、「You point(あなたが指し示す)」の略語で、参照ポイントをマウスで指し示す動作を表しています。この操作によって、コントロールポイントまたはコントロールラインを設定します。

次に、ユーザーはコントロールポイント周りの編集エリア、およびコントロールラインによって影響を受ける領域の幅と角度を変える方向 を微調整できます。

指定した参照ポイントを基に、テクノロジーは U Point エンジンが計算するカラーチャンネル (赤、緑、青) の値、色相、彩度、明度の特徴を把握します。また、U Point テクノロジーは隣接するテクスチャも分析し、色域要素やテクスチャに応じて類似ピクセルを区別します。

2 つの感度設定スライダーを使うと、類似したピクセルを極めて高い精度で選択でき、マスクをさらに微細に調整することができます。U Point テクノロジーの最も魅力的な特徴は、ユーザーが好きなだけコントロールポイントやコントロールラインを配置して、以下を実現できることです。

さまざまな特定の調整を使って、複数の問題に対応

冗長性を追加:配置した各コントロールポイントまたは各コントロールライン単位で類似性が分析されるため、エンジンは参照ピクセルと別のピクセルを区別し、類似性診断のバランスを取ることが可能

非円形の領域をより簡単に選択

わずかに暗い参照ポイントに選択を拡大

異なる被写体で、異なる参照ピクセルを指定

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DxO PhotoLab の U Point テクノロジー

DxO PhotoLab は包括的な調整パレットを提供し、RAW ファイルに U Point テクノロジーを統合できる唯一のソフトウェアです。そのため、RAW ファイルを非破壊ワークフローで処理することができます。

露光補正
コントラスト
マイクロコントラスト
ClearView Plus (Elite 版のみ)
4 つの選択トーン補正 (ハイライト、中間トーン、シャドウ、黒)

自然な彩度
彩度
ホワイトバランス
色相 (ホワイトバランス)
色相

シャープネス

自然な彩度
彩度
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