U point™

部分調整をよりスマートに行う方法

大切なポートレートの顔を明るくしたり、ドラマチックな風景の空を暗くしたり、部分調整は写真を美しく仕上げるために欠かせない要素です。

従来のソフトウェアでは、これらは面倒で、なおかつ正確さに欠けます。しかし U Point™ の部分調整はまったく異なります。

画像全体に影響する 「グローバル」 調整とは異なり、部分調整ではフレーム内の小さな要素だけがマスクされます。従来、これらは選択ツールを使って行う必要がありました。編集したい領域のアウトラインを作成し、そしてそこに変更を加えるという方法です。

しかし、よほどのスキルがない限り、手動での選択は時間がかかり、結果も不正確になりがちです。マジックワンドツール、フリーハンド投げ縄ツール、あるいはペンツールやチャンネルを使って画像の領域を選択をしようとしたことがある人なら、その難しさを知っていると思います。また、どんなにスキルがあっても、正確なマスクは不可能な場合もあります。

2000 年代初頭、Nik Software の創業者で元 CTO の Nils Kokemohr と彼のエンジニアチームは、この問題の解決方法を生み出しました。数々の賞に輝いた革新的なテクノロジーである U Point™ は、マウスクリックだけで驚くほど正確な領域選択を行うことができます。

DxO は Google から Nik Collection を買収した後、U Point™ テクノロジーを再設計し、RAW ファイルでも使用できるようにアップグレードしました。必要な編集はすべて、DxO の高機能な写真編集パッケージである DxO PhotoLab 内で直接行うことができます。

UPoint™ の仕組み

U Point™ ツールは文字通り、画像の編集したい部分を「ポイント」できるツールです。たとえばポートレートの肌色をワンクリックすると、その色やトーンがコントロールポイントまたはコントロールラインと呼ばれる参照ポイントとして識別されます。 このコントロールポイント周辺の半径は、細かく設定することが可能です。同様に、コントロールラインも幅や角度を変えることで、画像の様々な領域をカバーすることができます。

これらの参照ポイントが作成されると、U Point アルゴリズムは、カラーチャンネル値 (赤、緑、青)、色相、彩度、および輝度の観点からピクセルの特性を識別します。


しかし、それだけではありません。

また、U Point™ テクノロジーは、写真内の周囲の領域の外観を分析し、色とテクスチャに基づいて類似するピクセルを区別します。色相とトーンは、この分析に基づいて調整される領域にグループ化されます。

2 つの感度スライダーを使い分けることで、類似した画素を極めて高い精度で識別することができます。これらのスライダーは、輝度 (明るさ) とクロミナンス (色) に基づき、選択した領域に対して加算または減算を行います。その結果、マスクを無限に微調整することが可能です。


U Point テクノロジーのもう一つの大きな利点は、ユーザーが好きなだけコントロールポイントを追加できることです。

– さまざまな特定の調整を使って、複数の問題に対応

– 冗長性を追加:配置した各コントロールポイントまたは各コントロールライン単位で類似性が分析されるため、エンジンは参照ピクセルと別のピクセルを区別し、類似性診断のバランスを取ることが可能

– 非円形の領域をより簡単に選択

– わずかに暗いまたは明るい参照ポイントに選択範囲を拡大

– 異なる被写体で、異なる参照ピクセルを指定

up_03_before@2x.jpgup_03_after@2x.jpg

UPoint™ の詳細

U Point のテクノロジーにより、高精度な部分調整を瞬時に行えるようになりました。しかも、PhotoLab の通常の RAW 編集ワークスペース内で使用できるため、ソフトウェアを終了する必要がありません。

調整をここまで簡単にしてくれる RAW ワークフローパッケージはなかなかありません。U Point で操作できるすべての要素をご確認ください。

露光補正
コントラスト
マイクロ
コントラスト
ClearView Plus
4 つの選択的トーン

カラー

自然な彩度
彩度
ホワイトバランス
RAW
色相

ディテール

シャープネス
ブラー

DxO PhotoLab 7

高度なエンドツーエンドの RAW 写真編集ソフトウェア