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ClearView Plus

ほんの数回のクリックでモヤを削除し、写真に濃淡を追加


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モヤ、霧、雨、霞、煙、スモッグなどの自然現象は、空気の透明度を下げ、写真のコントラストとディテールを減少させます。これは、機材や撮影テクニックがどんなに優れていても変わりません。水中撮影でも同じことがいえます。

特に風景写真では、たとえ晴れた日であっても、被写体までの距離によっては望ましくないレベルで鮮明さが失われることがあります。水中での撮影も、海水中の塩や河床などから巻き上げられた混ぜられた堆積物などの細かい懸濁液のために不明瞭なものとなリます。

このような場合に必要なツールが DxO ClearView Plus です。このツールは画像を自動的に分析し、ヘイズを除去しつつ、コントラストとディテールを回復してくれます。その後、スライダーを使ってエフェクトの強弱を調整することが可能です。


ヘイズとは何ですか?

ClearView Plus の仕組みを理解するには、まずヘイズとは何か、そしてヘイズがコントラストに与える影響について理解する必要があります。

白いモヤは、大気中の微粒子により光が拡散するために生じます。快晴の時でも、この散乱光によって発生したモヤは、3km 以上の距離がある被写体で非常に目立つことがあります。このような白いモヤはヘイズと呼ばれます。

水の微粒子を介した光の分散によって発生する白いモヤは霞、視界が 1km 以下の場合は霧と呼ばれています。

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下図は、霞が発生する仕組みを示したものです。被写体がレンズに反射した光 (この場合は建物で反射した光) の一部は、空気中の粒子によって吸収または散乱されて失われます。図では、これは黄色の矢印で表されています。 光が散乱すると、被写体は暗くなり、まるで太陽の光が弱くなったか、露光時間が短くなったかのように見えます。

さらに複雑なことに、散乱しているのは被写体によって反射された光だけではありません。 この場合、太陽からの光も空気中の粒子によってカメラに向けられます。図では、これは青い矢印で表されています。太陽の向きが変わると、写真に寄生光が生じます。散乱光によって暗く見えていた部分も、寄生光によってさらに暗く見えるようにもなります。

ClearView Plus がヘイズを除去し、コントラストを再現する仕組み

理論的には、ヘイズを除去するにはシーン内のカメラと各ポイント間の距離、散乱光の量、そして光源の特性の 3 つを知る必要があります。もちろん、現実の世界では、このような情報を写真から得ることはできません。

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ヘイズを補正するために、DxO ClearView は画像の各領域を解析し、鮮明さの損失を計算します。次に、コントラストを慎重に引き伸ばして、補正された画像に純色または完全な黒と白が含まれるようにします。これにより、結果を自然に保ちつつ、ヘイズを効果的に除去することができます。


風景だけではありません

ClearView Plus は、風景写真のコントラストを再現するだけでなく、ポートレートにアクセントをつけるのにも最適なツールです。

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DxO PhotoLab 8

最高クラスの RAW 画像編集