DxO PhotoLab

DxO OpticsPro 10を使って、センサー上のゴミや画像上の不必要なものを取り除く

Christophe Gressin氏とのコラボレーション

このチュートリアルでは、ダスト除去ツールを使って画像上の不必要なものを取り除く方法を紹介します。

このチュートリアルには以下のものが必要です。

  • DxO OpticsPro 10(Essential版 または Elite版)
  • RAW画像を奨励

1- カメラのセンサーについたゴミを除去する

センサー上のダストは、フォトグラファーの大敵

カメラのセンサーに付着するゴミや埃の掃除は永遠の課題です。特にレンズの交換を頻繁に行う場合はなおさらです(クリーンルームで行う場合は別ですが)。

センサーのゴミや埃は、画面上の均一の部分では特に目立ちます。また被写界深度が深い場合も同様です。露光時間を長くとった風景写真でもよく発生します。

DxO OpticsProの〔ダスト除去〕ツールを使えば、ゴミや埃の除去作業を簡単に行うことができます。

〔ダスト除去〕ツールとオプション

〔ダスト除去〕ツールは〔ディテール〕パレットにあります。

〔ダスト除去〕アイコン  をクリックすると、プレヴュー画面の下にツールバーが表示されます。

除去したいゴミや埃の大きさに合わせて〔ダストペン〕の幅をスライダを使って調整することができます。〔マスクを表示する〕チェックボックスをチェックすると〔ダストペン〕で選択した範囲が表示されます([CTRL]キーをクリックすると、一時的に表示させることができます)。

ツールバーの右に、ボタンが2つあります。

リセット〕ボタンをクリックすると、〔ダスト除去〕ツールの補正をキャンセルすることができます。〔閉じる〕ボタンをクリックすると補正を適用しツールを閉じます。

ヒント

ゴミや埃を除去するには、ズーム率100%でプレヴューすることをお勧めします(ツールを選択する前にプレヴュー画面上でダブルクリックしてください)。

〔ダスト除去〕ツールを使う際、〔移動/ズーム〕パレットを表示しておくとプレヴュー画面内で簡単に移動することができます。スペースキーを押すと、ダストペンを一時的に解除してハンドツールに戻すことができます。この方法を使えば、〔ダスト除去〕ツールを閉じなくてもマウス操作で画面内を移動できます。

小さなゴミを除去する

まずデモ画像の左上にあるゴミを除去します。

ゴミより少し大きくなるように〔ダストペン〕の幅を調整します。

ゴミの上でクリックします。

全てのゴミをこの方法で除去します。

大きなゴミを除去する

デモ画像には、よく見られる埃よりは大きく、丸く弧を描いたゴミがあります。

この様のゴミを除去するには〔ダストペン〕を筆のように使います。〔ダストペン〕の幅を調節した後、ゴミの上でマウスボタンを押したままゴミの上をなぞります。

マウスを放すと補正が適用されます。

2- 画像内の不必要なものを取り除く

〔ダストペン〕は、ゴミや埃を除去する以外にも画像内の不必要なものを取り除く用途にも使えます。ただサイズがあまり大きなものの除去には不向きです。また、背景が均一あるいは規則的な模様であることも重要です。

ポートレートをレタッチする

ゴミや埃は風景写真でよく目に付きますが、ポートレート写真では、モデルの肌の傷や、メーキャップのゴミ、髪の毛などが邪魔になります。

このポートレート写真の補正前/補正後の写真を比較して〔ダスト除去〕の効果を見ることができます。

〔ダストペン〕の補正を適用した画像です。

除去前/後の画像

風景写真の不必要なものを取り除く

風景写真では、電線や道路標識が写真を台無しにしてしまうことがあります。DxO OpticsProの〔ダスト除去〕ツールを使えば、完全ではありませんが、取り除くことができます。

このデモ画像には、右上に邪魔な標識があります。

補正前/補正後画像

この画像の邪魔な電線は簡単に取り除くことができます。〔ダストペン〕の幅を調節して、一度または数度に分けて電線の上をなぞるだけです。

〔ダスト除去〕ツールを使って電線を除去した例

補正前/補正後画像

3- ステップアップ:ダスト除去用のプリセットを作成する

数多くの画像を撮影して場合、一枚一枚の画像を開いてダスト除去をするのは非常に手間がかかります。この作業を軽減するために、プリセットを活用することをお勧めします。

フルプリセットを作成する

画像をDxO OpticsPro 内で開くと〔DxO標準〕プリセットがデフォルトで適用されます。まず、この画像のダスト除去から作業を始めます。

ダスト除去作業が終了したら、コンテキストメニューから新規プリセットを作成します。

このプリセットにはデフォルトで適用される補正項目に加えてダスト除去の設定が保存されます。後は、これを同じカメラで撮影した一連の画像に適用するだけです。

メモ

プリセットの作成は、センサーのゴミや埃だけに有効です。画面内の不必要なものは、一枚一枚違うからです。

部分プリセットを作成する(DxO OpticsPro ELITE版のみ)

プリセットを作成する際、有効になっている補正項目が全て保存され、適用されます。別のプリセットを適用する場合、ダスト除去の設定をキャンセルしてしまうことがあります。

この問題を解決するためには、ダスト除去だけを適用することができる部分プリセットを作成します。

まず、前述したようにフルプリセットを作成します。次に〔プリセットエディタ〕パレットで〔編集モード〕ボタンをクリックします。

全てのパレットの補正項目の左側のチェックボックスのチェックを〔ダスト除去〕を除いて外します。このスクリーンショットで表示されていない補正項目に関しても全て外します。

次にパレットの下にあるフロッピーディスクの形の〔保存〕ボタンをクリックします。最後に〔編集モード〕ボタンをクリックして、編集モードを終了します。

これで〔ダスト除去〕補正だけを保存した部分プリセットが作成されました。画像に画像補正用のプリセットを適用した後に、これを適用してダスト除去だけを実行できます。

メモ

プリセットの作成や管理に関しては、 このチュートリアルを参照してください。

写真提供: Christophe Gressin, Hector Martinez, Olivier Revon, Mike and Tammy Rice