DxO ViewPoint

DxO ViewPointを使って絵画写真を補正する

Gilles Theophile 氏とのコラボレーション

このチュートリアルでは、絵画を撮影するとき、正面から撮影することができない場合に、DxO ViewPointの〔長方形を強制〕ツールとクロップ機能を使って、どうやって問題を回避できるかを説明します。〔長方形を強制〕ツールは、斜めから撮影し歪んだ絵画の画像を正面から見たように補正し、クロップ機能は、絵画の背景部分をそのまま維持したり削除したりできます。

このチュートリアルには以下のものが必要です。

  • DxO ViewPoint 2
  • JPEGまたはTIFF形式の画像

1- 絵画を写真の撮る

断っておきますが、ここでご紹介する方法は、絵画の細部まで再現するため非常に高い技術力が求められるプロの仕事が対象でなく、ギャラリーや美術館を訪問する際などの撮影が対象です。 絵画の撮影は、撮影時の諸制限により簡単なものではありません。正面から撮影しようとしても、場所や訪問者との位置関係により、絵画がガラスで覆われているかどうかに関わらず、画像上に反射が映り込む可能性があります。

この場合、撮影角度を変えることを余儀なくされ、絵画本来の形を撮影できません。

解決方法

DxO ViewPointを使用するのが一つの解決方法です。〔パース補正〕パレットと〔クロップ〕機能を使います。絵画の画像の平行線の歪みを正面から撮影したかのように補正し、自分の好きな部分を残して画像を切り抜くことが可能です。また、背景を残したり、絵画部分以外は削除したりもできます。

ヒント

撮影時に、なるべく被写体が大きく映るように構図を決めます。これはパース補正をするとどうしても無駄な部分が生じるためです。

2- 絵画のパース歪みを補正する

ヒント

最適な結果を得るため、画像を撮影したカメラがDxO光学モジュールでサポートされていれば、これを使ってディストーションの自動補正をしてください。モジュールがない場合、〔ディストーション〕パレット内の〔手動補正〕ボタン  をクリックして手動補正することも可能です。

〔長方形を強制〕ツールを使って画像のパース歪みを補正する

DxO ViewPoint内で画像を開いたら、〔パース補正〕パレットの〔長方形を強制〕ボタン  をクリックしてツールをアクティブにします。

画像上に4本のラインが表示されます。この4本のラインが絵画の縦横ラインに来るようにマウスを使ってアンカーポイントを絵画の四隅に配置します。

ヒント

背景の色のせいでラインが見にくい場合、画面左下の〔基準線の色〕の右の四角をクリックして色を変更できます。

マウスを使ってアンカーポイントを一つずつ絵画の四隅に配置します。より正確に配置するためには右側の〔ループ〕パレット内で画像をズームしながら作業できます。

補正結果を確認するには、画像右下にある〔プレビュー〕ボタンをクリックします。正確さを期すために罫線を表示することをお勧めします([G]キーをクリック)。

ヒント

DxO ViewPoint 2の〔プリファレンス〕で〔罫線のサイズ〕を調整できます(Mac:〔DxO ViewPoint 2〕メニュー>〔プリファレンス〕、Windows:〔編集〕メニュー>〔プリファレンス〕)。

必要に応じて修正をし、最後に〔適用〕ボタンをクリックします。

メモ

適用〕ボタンをクリックした後でも、補正内容を変更することは可能です。補正内容を保存したい場合は〔保存〕または〔名前をつけて保存〕を作業終了時に選択します。

3- 写真をクロップする(切り抜く)

絵画のパース歪みの補正が終わった段階で、補正画像の周りに黒で表示された部分が生じます。この面積は補正内容によって大きく変わってきます。

この場合、2つの方法が選択できます。

  • 黒い部分も全て含めて保存し、他のソフトウェアを使って黒い部分を埋める。
  • 自動クロップを使って、黒い部分を除外してクロップする。
  • 手動でクロップする。

3.1 – 自動クロップ

クロップ〕パレットが選択されていて、〔補正〕モードで〔自動〕が選択されていると自動クロップが適用されます。

デフォルトでは自動クロップが選択され、元画像のアスペクト比(横×縦)が適用されます。〔アスペクト比〕プルダウンメニューで別のアスペクト比(16/9、5/4、5/2等)を選択できます。

3.2 – 手動クロップ

手動でクロップする場合、絵画部分だけを残すか背景もある程度残すかに拘わらず、〔補正〕モードリストから〔手動〕を選択します。デフォルトでは、元画像のアスペクト比が維持されるように設定されています(〔アスペクト比〕の〔維持〕が選択されています)。

〔アスペクト比〕のリストから、別のアスペクト比を選択することも可能です。〔無制約〕(クロップ枠をマウスで移動して横と縦の比を自由に変更)や、既に設定されているアスペクト比(16/9、5/4等)を選択できます。

クロップ作業が終了したら、画像右下の〔適用〕ボタンをクリックします。

3.3 – 画像を保存する

補正内容を保存するには〔ファイル〕メニューから以下のどちらかを選びます。

  • 保存〕:元画像を上書きして保存します。
  • 名前をつけて保存〕:新しいTIFFまたは JPEG形式の画像を新規作成して自分の指定する場所に保存します。元画像をとっておくためにも、この方法をお勧めします。

メモ

プラグインモード(Photoshop、Lightroom、Apertureより起動)の場合、補正画像の保存はDxO ViewPoint 2のウィンドウの右下にある〔保存〕ボタンを使って行います。

写真提供: Charles Giulioli, Galerie Mondapart