DxO PhotoLab

DxO PhotoLab & Adobe Lightroom Workflow

In collaboration with Gilles Theophile

このチュートリアルには、次が必要です。

  • DxO PhotoLab(バージョン1.0以降) Free trial version : Download
  • Adobe Photoshop Lightroom(バージョン 3以降)

目次

  1. 基本原則
  2. Lightroom の RAW ファイルを DxO PhotoLab に転送する
  3. DxO PhotoLab で RAW ファイルを開いて処理する
  4. Lightroom にエクスポートする
  5. DxO PhotoLab で処理した画像を Lightroom に再インポートする
  6. より高度な処理:Lightroom に再インポート後に補正を変更する

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基本原則

 

非破壊ワークフロー

DxO PhotoLab と Lightroom は、RAW ファイルのデモザイク処理、現像、処理を非破壊ワークフローで実現できるソフトウェアです。補正はインストラクションの形で保存されるため、完全に元の状態に戻すことができ、オリジナルが変更されることはありません。これは「非破壊ワークフロー」と呼ばれています。

一方、2 つのソフトウェアはそれぞれ独自のデモザイク処理と RAW ファイル処理エンジンを使用しており、双方に互換性はありません。つまり、DxO PhotoLab で処理した RAW ファイルの仕上がりは、Lightroom で見ると同じようには見えません(逆の場合も同様です)。これは、補正処理についても同じことが言えます。

具体的には、例えばDxO PhotoLabで空の青色を変更して、同じ RAW ファイルを Lightroom で開いたとしても、同じ補正が表示されることはありません。同様に、Lightroom でモノクロ変換を適用して、その RAW ファイルを DxO PhotoLab で開いても、表示されるのはモノクロ画像ではなく、オリジナルのカラーの画像が表示されます。

 

DxO PhotoLab と Lightroom のワークフロー

生産性を最大限に高めるためには、どのように 2 つのプログラムを共存させたら良いでしょうか?まず、2つのプログラムそれぞれに役割を定義すると良いでしょう。

  • DxO PhotoLab:RAW ファイルの全体的/部分的処理と補正
  • Lightroom:画像とメタデータの管理(カタログ化)

ここでは、2 つのソフトウェアがアプローチも役割も異なることがわかります。DxO PhotoLab は画像処理に特化し、Lightroom は画像処理の事前/事後の操作に使用されます。このワークフローは特に、Lightroom を使って画像を管理しているフォトグラファーで、開発モジュールの代わりに DxO PhotoLab の画像処理クオリティを時々または常に活用したい場合に適しています。

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Lightroom の RAW ファイルを DxO PhotoLab に転送する

本来、Lightroom では Photoshop を含む外部エディタに RAW ファイルを送信することはできません。TIFF、JPEG または PSD ファイルを必ず作成する必要があります。

ところが、この制限は DxO PhotoLab がインストールする外部モジュールで回避することができます。

 

RAW ファイルの準備

Lightroom では、画像をインポート、ソート、カタログ化することができます。また、メタデータを編集することも可能で、キーワードの入力、IPTC フィールドの入力(画像コンテンツの説明)、レーティングやカラーラベルの適用などができます。

その一方で、この段階で補正を行ってもあまり役に立ちません。補正を適用しても、DxO PhotoLab でファイルを開いた時に補正が表示されることはないからです。

 

RAW ファイルを転送する

Lightroom の RAW ファイルの DxO PhotoLab への転送は非常にシンプルです。

  • Lightroom の [フィルムストリップ] または [グリッド] から、転送する 1 つ以上の RAW ファイルを選択します。
  • メニューから、[ファイル] > [プラグインエクストラ ] > [DxO PhotoLab に転送]に進みます。

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DxO PhotoLab RAW ファイルを開いて処理する

RAW ファイルを DxO PhotoLab に転送しても、Lightroom で適用された補正は表示されません。表示されるのは、DxO Standard のデフォルトのプリセットと、撮影に使用されたカメラ/レンズの組み合わせに関連した DxO 光学モジュールにより適用されるベーシック補正だけです。

 

DxO PhotoLab で RAW ファイルを開く

Lightroom からエクスポートされた RAW ファイルを DxO PhotoLab で開くと、次のようなになります。

  • DxO PhotoLab が [パーソナライズ] タブで画像を表示します(複数の画像が転送された場合、1 枚目がプレビューに表示されます。他の画像は画像ブラウザからアクセスできます)。
  • [Lightroom にエクスポート] モードが右下の [画像ブラウザ] のツールバーに自動的に表示されます。
  • [フォトテック] タブに、転送された画像を含む「Lightroom 1」(以降は Lightroom 2、3など)という名前のプロジェクトが自動的に作成されます。

DxO PhotoLab で RAW ファイルを処理する

DxO PhotoLab で通常通り画像を補正してください。この段階では何も制限なく部分補正などを実行できます。DxO FilmPack や DxO ViewPointがインストールされている場合、その他のツールも使用できます。

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Lightroom にエクスポートする

DxO PhotoLab で画像を補正したら、Lightroom に画像をエクスポートします。RAW ファイルに適用された補正には互換性がなく、お互いのソフトウェアでは表示されることもないため、純粋な RAW のフローから離れ、別の形式にエクスポートする必要があります。

  • TIFF:一般的に広く使われている形式です。特に Photoshop や同等の外部エディタで、クオリティを最大限に保全しながら、追加の補正を実行できます。
  • JPEG:ファイルが軽く、広く使用できるメリットのあるファイルです。シェアや投稿など、すぐに画像を使用したい場合に選択されます。
  • DNG:DNG ファイルはユニバーサル性が低く、Adobe 社のソリューションを使ったワークフローに適しています。TIFF と同じく、追加のレタッチや補正に適しています。
  • 選択したファイルを処理なしでエクスポートする: DxO PhotoLab で実施した変更や補正を適用することなく、オリジナルファイルを Lightroom にエクスポートします。

DxO PhotoLab からエクスポートされた DNG ファイルの仕上がりは、わずかに TIFF ファイルの仕上がりと異なります。

Lightroom へのエクスポート手順は次の通りです。

  • DxO PhotoLab で処理したファイルを選択します。
  • 右側の画像ブラウザのツールバーにある[Lightroom にエクスポート]をクリックします。
  • 表示されるダイアログボックスで、出力形式と関連オプション(圧縮、品質、ICC プロファイルなど)を選択します。
  • [エクスポート] をクリックします。

TIFF 形式では、画像アスペクトが一貫したフローになるように、ICC プロファイルで [撮影時設定] を選択してください。また、最適なクオリティのフローにするため、品質 [16 ビット] を選択してください。

JPEG 形式では、Web、インクジェットプリントやラボ現像ですぐに使用したい場合、ICC プロファイルで [sRVB] を選択してください。

DNG 形式では、色深度や ICC プロファイルのオプションはありません。

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DxO PhotoLab で処理した画像を Lightroom に再インポートする

Lightroom に再インポートすると、自動的に複数のアクションが生成されます。

  • 初回使用時には、「DxO PhotoLab または DxO PhotoLab 2 」という名前で全体コレクションが作成されます。
  • 使用するごとに、全体コレクションの中に各コレクションが作成され、転送日時が名前に使用されます。
  • 画像が Lightroom に再インポートされると、まず Lightroom が前面に表示され、数秒後に DxO PhotoLab からインポートされた画像が表示されます。
  • オリジナル画像と一緒に、スタックが作成されます(表示するには、画像を右クリックして、コンテキストメニューから [ライブラリのフォルダを表示する] を選択します)。

DxO PhotoLab は、Lightroom で準備され編集されたオリジナルファイルのメタデータをすべて、エクスポートするファイルに自動的に転送します。これらのメタデータとは、レーティング、カラーラベル、IPTC フィールドに入力された情報(例:タイトルおよびキャプション)やキーワードを指します。

メタデータがエクスポートするファイルに転送されるようにするには、XMP 付属ファイルがオリジナルの RAW ファイルの横にある必要があります。これは、DxO PhotoLab は Lightroom のカタログでこれらのデータを収集することができないためです。これらのファイルは 2 種類の方法で生成できます。

  • Lightroom で XMP ファイルの自動書き込みを有効にする([カタログ設定] > [メタデータ])。
  • または、Lightroom でファイルを選択し、キーボードのショートカット [Ctrl+S] (PC)  または [Cmd+S] (Mac) を使ってメタデータを保存する。

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より高度な処理:Lightroom に再インポート後に補正を変更する

Lightroom にエクスポートした後で、DxO PhotoLab で作成した RAW ファイルに変更を加えたり、補正を元に戻したい場合、上記の転送(2 節)と補正(3 節)と同じ手順を再び実行し、Lightroom へのエクスポートと Lightroom への再インポート(4 節と5 節)を実行してください。

Lightroom でオリジナル画像を選択してください。

  • メニューから、[ファイル] > [プラグインエクストラ ] > [DxO PhotoLab に転送]に進みます。
  • DxO PhotoLab でお好きなように補正を変更してください(最初の転送時の補正はもちろん保全されています)。
  • [Lightroom にエクスポート] をクリックします。
  • 既存ファイルを上書きするか、新規名称で保存するかを確認するダイアログボックスが表示されます。前のバージョンを置き換える場合は [上書き保存] を選択します。新しいバージョンを作成する場合は [新規名称で保存] を選択すると、新しいバージョンはオリジナル、前のバージョンと一緒に保存されます。
  • DxO PhotoLab で実行した最新の補正を反映したファイルが Lightroom で開かれます。