ディテールを保持しながら色収差を削除する

醜いフリンジは画像のディテールを台無しにする可能性がありますが、不適切な補正もイマイチに見えてしまう場合があります。DxO の微細な補正を使えば、不要な影響を受けることなく画像を補正できます。

色収差とは?

色収差はパープル色や赤色のフリンジとして表れ、特に写真のコントラストが強い領域で強く表れます。この現象は、レンズがすべての色に同じポイントでフォーカスできないために発生します。写真の色収差の程度は、使用されるレンズのタイプやその他のパラメータ (黒絞り値、焦点距離、撮影距離など) によって変わります。

色収差にはどんな種類がありますか?

色収差には 2 つの種類があります。横色収差または横収差は、カメラのイメージングセンサーの表面で、様々な光の波長が異なる位置でフォーカスされた場合に発生します。

縦色収差または軸上色収差は、様々なカラー光の波長が、カメラのイメージングセンサーの表面から異なる距離でフォーカスされた場合に発生します。

横色収差

縦色収差

写真で色収差が発生する原因は何ですか?

白色の光は、虹やプリズムで光が分割されるように、色のフルスペクトルで構成されています。それぞれの色は波長が異なり、少し異なる距離に焦点を当てています。

大半のレンズは、異なる色が大体同じポイントに集中するようになっていますが、時には、特に画像の周縁部にかけて明るい部分と暗い部分の強い遷移がある場合に、色収差が赤色やパープル色のフリンジとして表れる場合があります。

DxO の技術者は、異なる焦点距離と撮影距離のドットチャートの画像を撮影します。

DxO の技術者は、異なる焦点距離と撮影距離のドットチャートの画像を撮影します。

レンジの横色収差を評価するため、異なる焦点距離と撮影距離でドットチャートの画像が撮影されます。DxO の専門家は、同じポイントの異なる色の要素間 (レッド、グリーン、ブルー) の既存の最大距離 (ピクセル) をフィールドの異なる地点で計測します。

この計測により、正確なスケールで色収差の最大値を定義することができます。値が 0.03mm 未満の場合、目に見えません。0.03 mm~0.06 mm の場合は色収差が確認でき、0.07 mm を超えると目障りになります。

DxO の技術者は、異なる焦点距離と撮影距離のドットチャートの画像を撮影しました。

DxO は色収差をどのように補正するのですか?

DxO アルゴリズムは、各色で撮影されたシーンで幾何学的位置を合わせることによって色収差を補正します。

色収差は焦点距離と撮影距離に応じて変わるため、DxO のアルゴリズムはこれら 2 つの影響のあるパラメータを考慮し、RAW および JPEG 画像でより効果的に色収差を補正します。その結果、写真の色やディテールを損なうことなく、カラーフリンジを削除できます。

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その結果、写真の色やディテールを損なうことなく、カラーフリンジを削除できます。


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